圧接工事とは、鉄筋工事で組み立てた鉄筋を接合する仕事です。 人間でたとえるなら関節部分の接合に当たるこの作業は、完全でないと、構造物の崩壊につながります。その接合方法はいくつもありますが、国鉄のロングレール開発から生まれた日本独自の継手方法、ガス圧接工事は鉄筋コンクリート建物の約90%程度を占め、最も普及している工法です。ガス圧接工事は、JIS Z 3881に基づく技量資格試験に合格した技量資格者でなければ作業が出来ない匠の仕事です。
積算もしくは契約後、設計図面や現場の場所、地理的条件を考慮し、現場打合せ時にどの工法がベストであるか検討、協議する。
使用機器の点検・設置。
転倒防止、火気のない風通しの良い場所など安全面に留意する。
ダイアソー・グラインダーでの端面処理。
過剰な力を加えず、鉄筋端面に砥石部をあて、平坦に研削。軽く面取りする。
圧接器具取付。
圧接端面付近には触らない。加圧時に滑らない様に締めつける。
バーナーにて加熱する。
鉄筋径に適したバーナーを選択し、鉄筋軸に対し、直角かつ中心を加熱。
外観検査。
正常にふくらみが出来ているか、目視にて確認後、ノギス・SYケージを使用し計測する。